ネット上でよく見かける「○○日で○○万円稼げる!」という広告。魅力的に聞こえますが、実際には詐欺まがいのビジネスであることも少なくありません。特に、「講座」「オンラインスクール」といった形式で、高額な費用を請求する手口が増えています。本記事では、怪しいビジネスの見分け方と注意点を解説します。
1. 「○○日で○○万円」の実態とは?
このようなビジネスの多くは、「短期間で簡単に大金が手に入る」ことを謳い、興味を引きます。しかし、実際には以下のような手法を用いているケースがほとんどです。
- 高額な「講座」を売るビジネス
実際に稼ぐ手法ではなく、「稼げる方法を教える講座」を販売するだけ。 - ねずみ講・マルチまがいの仕組み
「学んだ人がさらに他人に講座を売る」ことで成り立つ仕組み。 - 収入の実態が不明
「成功者の声」として紹介される人々の稼ぎの実態が不透明。
2. 典型的な手口とは?
詐欺的なビジネスでは、以下のような流れがよく見られます。
- SNSや広告で「誰でも簡単に○○万円!」と宣伝
- 興味を持った人をLINEやZoomに誘導
- 無料セミナーで「今すぐ決断すべき」とプレッシャーをかける
- 受講料として数十万円を請求
- 実際には有益なノウハウはなく、「講座を販売すること」を勧められる
- 参加者がさらに新規客を勧誘し、ビジネスが回る仕組み
- 被害者が新たな加害者になり、被害が拡大していく
このように、実際に価値のある情報を提供するのではなく、単なる「新規客の勧誘」が目的になっている場合は要注意です。
3. 怪しいビジネスを見分けるポイント
以下のような特徴があるビジネスは警戒しましょう。
✅ 中身が見えないまま「とにかく参加しろ」と言われる
✅ 「今すぐ申し込まないと損!」と決断を急かされる
✅ 成功者の具体的な事例や証拠がない
✅ 本業として実績のある人ではなく「講座の生徒」ばかりが推されている
✅ 「稼げなかった場合の保証」や「返金ポリシー」が曖昧
✅ 参加者が新たな勧誘者にならなければならない仕組みがある
特に「期間限定」「先着○名」などと急かされるものは要注意です。信頼できる情報をもとに慎重に判断しましょう。
4. まとめ:甘い言葉に騙されない!
「簡単に」「短期間で」「リスクなしで」という言葉は非常に魅力的ですが、現実はそう甘くありません。しっかりとしたスキルや経験がなければ、安定した収入を得ることは難しいものです。
WEBビジネスには本当に有益なものもありますが、「中身の見えない講座」「勧誘ばかりのビジネス」は要警戒。自分の大切なお金を守るためにも、冷静な判断を心がけましょう。また、自分が被害に遭うだけでなく、新たな被害者を生み出す可能性があることも忘れないでください。